トイレのつまり【今すぐ】解決!サクっと試せる解消法とつまりの原因
公開日
2018年10月17日
更新日
2019年10月10日
「トイレがつまった!ヤバいどうしよう…」
「何度もトイレがつまる原因ってなに?」
急にあふれだすトイレ。
パニックになってしまいますよね。
それが、用を足した後だったらなおさらです…。
本当に超困ってるのトイレの詰まり
— ヒマ หิมะ YUKI (@kiraracat) 2018年9月27日
こんなにあかんヤツ初めてなんやけど
ラバーカップの使い方が壊滅的に下手なのか、トイレ詰まり全然直んないんだけど誰か助けて()
— ゆみきち (@____dskksks____) 2018年9月6日
こんにちは!みんなのハウスクリーニング ハウスクリーニングのプロ、あらのすけです。身近なもので「いますぐトイレのつまりを解消したい!」と思った時に役立つ情報をお届けいたします。
トイレがつまっても大丈夫!まずは落ち着いてトイレのつまりを解消する方法を見ていきましょう。
トイレがつまったら、まず試してほしい事3つ
「水が溢れる!ヤバい!どうしたらいいの!」とハラハラしてしまいますが、ちょっと深呼吸。身近なものでトイレのつまりを解消できる可能性があります。家にあるものでトイレのつまりがなおるかどうか、試してみましょう。
トイレのつまりを直す前にやっておくこと
つまった原因がわかっているか
今からご紹介する方法は「便やトイレットペーパーなど流してもOKなものがつまっている」場合の対策方法です。もしそれ以外がつまりの原因として考えられるなら、奥に押し込んでしまい悪化する可能性があります。その場合は最初から業者さんにお願いした方が無難です。
水の元栓をしめる
うっかり流して溢れさせないよう、トイレの水の元栓をしめます。
トイレの止水栓が分からない時は、家自体の水の元栓をとめてしまえばOKです。
目に見えている汚物は取っておく
便器内にある大きな汚れは、先に取っておかないとさらにつまる可能性があります。手にビニール袋をまき、取れる固形物は取っておいてください。
それでは早速、トイレつまりの解消法を細かくみていきましょう!
1:高い位置からお湯を流してみる
排泄物やトイレットペーパーのつまりなら、お湯でふやかすことで解消できる可能性があります。
<用意するもの>
- 40〜60度ぐらいのお湯
- バケツ
お湯は沸騰しすぎると便器が割れてしまいます!沸かした時、湯気が出るぐらいの温度が目安です。
<方法>
- ⑴お湯をバケツに入れる
- ⑵立った状態で腰の高さから勢いよく水を流す
- ⑶ゆっくり水が流れていき水位が下がったら(1)(2)を繰り返す
ポイントは水の流し方。排水の穴をめがけて一気に流しましょう。汚水が充満している時は、飛びちりに注意してくださいね。
水圧で固形物を分解し、お湯を奥まで浸透させるイメージです。こうする事でつまっている部分にもお湯が行き届き、時間とともに解消されます。
30分経っても水位が変わらない場合は、自然に解消されない可能性があるので、次の「トイレのつまりをなおす道具といえば【ラバーカップ】」を試して見てください!
2:トイレのつまりをなおす道具といえば【ラバーカップ】
トイレのつまりといえばラバーカップ。ホームセンターや、最近では100均でも売っています。もし自宅にラバーカップがなかったら、万が一に備えて買っておくと安心です。
急に必要になった場合、ホームセンターだと朝早くからあいているところも多いので、近くのホームセンターを調べてみてくださいね。
俗にスッポンと呼ばれているラバーカップにも、種類があるって知っていましたか?洋式用、和式用とわかれているので、自宅のトイレに合ったものを選びましょう。
<事前準備>
- トイレの水位を下げる
水が流れない場合はバケツなどに便器の中の水をかき出しましょう。水位が高いままだと上手く真空にならず、ラバーカップの効果が半減してしまいます。また汚水が上昇しこぼれてしまうので、必ず水位が下がってから試してください。
- トイレにビニール袋をかぶせる
ビニール袋の真ん中に穴を開け、そこにラバーカップを通します。ビニール袋はトイレの便器を覆うようにかぶせ、しぶきが飛ばないよう予防します。
<方法>
- (1)排水の穴にぴったり合わせ、ゆっくり押し込む
- (2)思いっきり引っ張る
- (3)水が吸い込まれるまで(1)(2)を繰り返す
ポイントはゆっくり押して、思いっきり引っ張ること。汚れを押し込むのではなく、引っ張りだしてつまりを解消させていきます。
針金ハンガーで詰まりの原因を分解する
硬い便やトイレットペーパーがつまった場合、配管専用ワイヤーで原因を取り除いていきます。
前もって買っておければいいのですが、トイレのつまりはいつも突然。
そんな時は針金ハンガーで応用しましょう。
<用意するもの>
- 針金ハンガー
自宅によくあるものでOKですが、もしない場合100均でも売っています。クリーニング屋があれば譲ってもらえる事もあるので、聞いてみるのもいいかもしれません。
<事前準備>針金ハンガーは分解し、1本の長い針金にします。トイレに入れるハンガーの先は丸くしておきましょう。便器を傷つけることを防ぐためと、便やつまりの原因となっているものに引っ掛けて細かく分解するため、2つの目的があります。
<方法>
- 排水管へハンガーを差し込む
- 少しずつ、奥へ進める
- 固形物に引っかかりを感じたら細かく動かし粉砕する
あまり奥へ進めすぎると、ハンガーが抜けなくなり便器破損の原因になります。結果的に業者を呼ぶことにならないよう、気をつけてすすめましょう!
なんでつまるの?トイレつまりの原因と対策
トイレのつまりの原因が分かれば予防も可能です。また慌ててしまう前に、よくあるトイレつまりの原因をみていきましょう。
水量を確認してみる
トイレの種類はたくさんありますが、それぞれにキレイに流せる水の量が設計されています。その水の量が下回ると、構造上「つまり」の原因となります。まずは以下の2点をチェックしてみてください。
- ペットボトルを入れて節水していないか
- 水の元栓が半開きになっていないか
節水は大切な事ですが、頻繁にトイレがつまってしまうなら考えものです。適切な水の量で流せば臭いも気にならなくなりますし、お掃除の頻度も減りますよ!
一度に流す汚物の量は適切か
トイレの排水管は臭い防止のため、曲がりくねっています。そのため一度に大量流してしまうと、途中でつまってしまうんです。
- トイレットペーパーを一度に大量に流していないか
- 便の量が多い時は数回に分けてながす
流せるトイレクリーナーにも要注意。水に溶けにくいものもあるので、1回につき1枚流す程度と考えておいたほうが安心です。
この2つのポイントに気をつけて、「流す量が多くなりそうだな」と思ったら、早い段階で1度流しましょう。
ダメゼッタイ!トイレに流してはいけないもの
コンビニや公共用のトイレに行くと「トイレットペーパー以外のものを流さないでください」という注意書きを目にしますよね。では具体的に、どういったものがつまりの原因になっているんでしょうか?
・生理用ナプキンやおむつなど、ポリマー素材を使ったもの
ポリマー素材を使っているものは、水分を吸収し膨張します
・ゲル、ジェル状の芳香剤
芳香剤も水分を吸収して膨張するケースがあるので注意
・ペット用のトイレ砂
「トイレシートは流せないけど、猫砂は大丈夫でしょ!」と思っていませんか?猫砂などトイレ砂は吸水力に優れいているので、水を含んで膨張し配管がつまる可能性があります
・ラーメンの残り汁など油分の多いものを流していないか
臭いが気になるラーメンの残り汁や食べ残しをトイレに流す人はけっこう多い様です。しかし含まれる油分が水で固まり、配管をつまらせる原因になっているんです。食べ残しはきちんとゴミに捨てましょう。
この他にもボールペンやハンカチ、お子様がいるご家庭では小さなおもちゃなども要注意!こうした小物は奥でつまってしまうと、自力ではなおせないので気をつけましょう。
トイレのつまりは重曹でなおる?洗剤は効くの?
「トイレのつまりを重曹で解決できる」という話には、実は根拠がないって知っていましたか?汚れなどを落とすために使う薬剤は「中性にして溶かす(汚れを浮かしてとる)」ことを目的としています。
では人の便は何性なのかというと「食べたものによって変わるのでわからない」が正解。(参照:いいうんち研究所)つまり「何性か分からないのに、アルカリ性の重曹を使っても意味がない」ということになります。
重曹でつまりが解決した!という意見は、お湯や水を流し込んでふやけた可能性の方が強いんです。
トイレのお掃除シートもアルカリ性の洗剤を含んでいます。重曹が全く効果がないわけではないですが「トイレのつまりを早く解決したい!」と思った時の、ベストな選択肢ではないかもしれませんね。
トイレのつまりは定期的なトイレクリーニングで予防!
トイレのつまりはいつも唐突で、焦ってしまうもの。「下の階の部屋に水が漏れてないか…」「どうして何度もつまってしまうんだろう」と、心配事も増えてしまいますよね。
そんなストレスを防ぐためには「今、自分の家のトイレがどうなっているか」を知ることが大切です。水が少ないのか、配管がつまり気味なのか…素人にはわからないこともしばしばです。
定期的にトイレクリーニングを行えば、トイレのプロに見てもらうことで、異常をすぐに発見することができます。人間の健康診断と同じですね。
みんなのハウスクリーニングでは、トイレクリーニングのプロがお掃除をします。トイレのつまりは業者に頼むと¥50,000〜¥70,000が相場。痛い出費となる前に、定期的なクリーニングでつまり予防をしていきたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
トイレがつまってしまったら、以下の3つのポイントに気をつけてみてください。
- (1)つまりの原因はなにか考える
- (2)家にあるものでつまりが解消できるかやってみる
- (3)つまりの原因がとけるように時間をおいて何度かためす
また、トイレが何度もつまってしまう前に、みんなのハウスクリーニングなどトイレクリーニングで状態をチェックすることも忘れないようにしましょう。
トイレのつまりが改善され、身も心も快適にすごせるように願っています!
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