ゴシゴシこする必要なし!トイレ掃除におすすめの洗剤【汚れ別】
公開日
2018年10月18日
更新日
2019年10月10日
便器にこびりついた尿石・カビで黒ずんだ「さぼったリング」。
これらの汚れは、普段のトイレ掃除ではなかなかきれいに落とせません。
「洗剤も何個か試したけど、結局どれがいいのかわからない・・・」
そんな思いでこの記事にたどり着いたのではないでしょうか?
実はトイレ用洗剤は、汚れごとにうまく使い分けることがポイント。
超強力!と書いてあるからと言って、すべての汚れに万能なわけではないんです。
そこで今回、ハウスクリーニングのプロである私あらのすけが
- トイレ掃除に使う洗剤の種類
- 【汚れの種類別】おすすめのトイレ用洗剤
- トイレ用洗剤を使う上での注意点
こちらの3点を紹介していきます。
この記事を読んでいただければ、どの汚れにどの洗剤が合うのかバッチリ分かります。
汚れの種類ごとに洗剤を使い分けて、汚れをこすらず楽に落としていきましょう!
それではさっそくまいります。
目次
トイレの汚れに効果的な3種類の洗剤
トイレ掃除で使う洗剤の種類は、大きく分けて3つあります。
①中性洗剤
どんな汚れにも幅広く使えます。壁や床・プラスチックなどの素材を傷めることがないので、日々のお手入れにぴったりです。
②酸性洗剤
便器にこびりついた黒カビ・黒ずみ・ぬめり汚れなど、アルカリ性の汚れに効果的です。
汚れと逆の性質を持つ洗剤が汚れを中和させて、汚れを落としやすくしてくれます。
③塩素系洗剤
深く根を張る黒カビに効果的です。強力な洗浄力でこすらず汚れを落とします。
漂白力と殺菌作用に特化しているので、お掃除の後も汚れがつきにくくなりますよ。
日頃のお手入れは中性洗剤で十分ですが、しつこい汚れには酸性洗剤や塩素系洗剤がおすすめ!
特定の汚れに効果がある酸性洗剤と塩素系洗剤ですが、合わさると有害な「塩素ガス」が発生します。
塩素ガスは猛毒です!吸い込むと本当に危険ですので、絶対に併用しないでくださいね。
ガンコな汚れも一撃退治!汚れの種類に合う洗剤とは
そうは言っても洗剤にも種類がたくさんあります。いまいちどれを選べばいいのかわからないですよね。
選んだ洗剤が自宅のトイレを傷つけてしまうものだったり、自分が気になっている汚れを落としてくれるものでなかったり…。
洗剤を選ぶのもなかなか大変ですよね。
今回は、普段遣いにおすすめのトイレ用洗剤を紹介していきます。
使いやすさ重視で選んだので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
毎日のケアにぴったり!便器を傷つけない洗浄力【中性洗剤】
トイレマジックリン 消臭ストロング
便器の汚れ落としから床の拭き上げまでこれ一本!
洗浄・消臭・除菌・防汚の4つ効果で汚れをきれいサッパリ落とします。
今回紹介する「消臭ストロング」は4つの効果が通常タイプよりも強力に働きます。これさえあれば消臭スプレーも必要ありませんよ!
温水便座にも安心して使えるので、トイレ用洗剤に迷ったらまず「マジックリン」を使ってみてくださいね。
ルック まめピカ 抗菌プラス
便器や床、壁などの拭き掃除におすすめの「ルックまめピカ」。
トイレットペーパーにシュッと吹き付ければ、トイレのお掃除シートに早変わりです!
拭き取りクリーナーとして使える洗剤はたくさんありますが、どれも2〜3回往復程度でペーパーがボロボロに…
しかしまめピカは「ボロボロ防止成分」という特殊な成分が配合されているので、トイレットペーパーが破れにくく、とっても使いやすいんです!
「お掃除シートはコスパが悪い。かと言って洗剤で拭き掃除しようにもペーパーがボロボロになってしまう」
そんなあなたにおすすめです。ぜひ一度お試しください!
エリエール ミチガエル トイレクリーナー(シートタイプ)
ミチガエルのトイレクリーナーは、シートそのものが乾燥しにくいというメリットがあります。
開封から時間が経っても、使い切るまでうるおいたっぷり!最後まで気持ちよく使えちゃいます!
汚れをはじくシリコンコートが配合されているので、掃除の後に汚れがつきにくいのがポイント。
縦長スリムでコンパクトなケース、爽やかなオレンジの香りも人気の秘訣です。
緑の魔女 トイレ用洗剤
便器の汚れ、排水パイプの汚れをまとめて除去するエコ洗剤「緑の魔女」。
他の洗剤にはない「パイプ洗浄効果」が、トイレに漂う悪臭をスッキリさせてくれます。
臭いの元を分解して除去するので、使い続ければ、臭いがこもることもなくなりますよ!
「毎日トイレ掃除をしているのに、臭いがこもりやすい」という方におすすめです。
トイレマジックリン 強力クレンザー
「液体や泡の洗剤では、汚れが落としきれない・・・」
そんなときに使えるのが研磨剤入りの「クレンザー」です。
研磨剤がこびりついた汚れを絡めとるので、泡や液体タイプの洗剤より汚れ落ちがいいんです!
トイレマジックリンのクレンザーは泡切れがよく、少量でも汚れをしっかり汚れを落とせるのがポイント。
掃除後に広がるユーカリの葉のフレッシュな香りでトイレをすっきりさせましょう。
尿石・黄ばみをしっかり除去!【酸性洗剤】
サンポール
強い洗浄力と除菌効果に加えて、汚れ落ちに特化したマイナスイオンを配合!短い時間でこびりついた汚れをキレイに落とします。
ノズルが横向きについているので、ふち裏にも使いやすくて便利です◎
酸性洗剤にありがちなツンとした臭いもカバーしているので、臭いがキツくなくて使いやすいのもポイント。
酸性トイレクリーナー
水回りの黄ばみ・黒ずみを落とす「酸性トイレクリーナー」。
業務用として販売されているだけあって洗浄力が高いことはもちろん、原液を薄めれば普段の掃除にも活用できます。
トイレの尿石・黄ばみのみならず、お風呂の黒ずみ汚れにも使えちゃいますよ!
使うシーンに合わせて、洗剤の濃度を調節して活用してみてくださいね。
漂白して除菌!カビで黒ずんださぼったリングもおさらば!【塩素系洗剤】
ドメスト
カビや黒ずみに薬剤が浸透!汚れを分解除去します!
こすらず待って流すだけで、繁殖する菌の99,99%を除去してくれます。
洗剤が流れやすい便器のふち裏にも液がしっかり張り付くので、見えない部分の汚れもピカピカに!
これ一本で家中まるごと除菌できちゃうので、一つ常備しておくと便利ですよ!
スクラビングバブル 超強力 トイレクリーナー
絶対にこすり洗いしたくない人におすすめ!
便器全体に薬剤をかけなくても、ふち裏から流れる液で十分に洗浄効果が感じられる強力な洗剤です。
スクラビングバブルを使えばこすり洗いなしで便器をキレイに保てますよ!
見えない汚れもしっかり落とす!トイレの悪臭対策【タンク専用洗剤】
きれいになったと思っても、日頃のトイレ掃除では手が回らない部分がたくさんありますよね。
とくにトイレタンクの中は汚れがたまりやすい場所です。「蓋を開けたらカビだらけ!」なんてことも珍しくはありません。
汚れが直には目に見えず、普段手入れができない場所にも汚れは溜まっているものです。
普段の手入れで掃除できない場所は、専用の洗剤を使って洗浄しましょう!
トイレタンク洗浄剤
石鹸メーカー「木村石鹸」から出るトイレタンク用の洗浄剤。
粉末タイプなのでフタをあけず、手洗い排水口から粉末を流し込んで使えます◎
夜寝る前に粉末をまいて翌朝流すだけでカビで汚れたタンク内が見違えるほどきれいになりますよ!
粉末を流しこむだけなので、誰でも出来て簡単です。ぜひ一度試してみてくださいね。
きれいを長持ちさせる!流すたびにトイレを洗浄する便利グッズ
毎日トイレ掃除をするのって本当に大変ですよね。
主婦のみなさんは「便器をふき掃除するのも面倒なのに、便器のこすり洗いなんてやっていられない!」というのが本音ではないでしょうか?
しかし最近は、流すだけで便器を洗浄してくれる便利なアイテムが増えてきています!
使えるアイテムはしっかり活用して、日々のトイレ掃除を楽にしちゃいましょう!
スクラビングバブル トイレ洗浄剤 トイレスタンプ 漂白成分プラス
週に一回スタンプするだけで流すたびに便器を洗浄!
固形のジェルがピタッと密着するので、水を流しても簡単にはがれません。
スタンプしたジェルは一週間しっかり便器に張り付いて、便器を洗浄してくれます◎
スクラビングバブルは他の商品と比べてジェルの持ちがいいので、スタンプ初心者さんにもおすすめですよ!
重曹とクエン酸でエコ掃除!自然の力で消臭・除菌!
ここまで市販のトイレ用洗剤を見ていただきましたが、いかがでしたか?
ガンコな汚れを触れずに落とす洗剤や、置くだけでキレイな状態を保てる便利グッズなど、いろんな洗剤がありましたね。
でも実は、それ以外にも重曹とクエン酸の2つを使ったトイレ掃除の方法があるんです!
重曹とクエン酸は、家全体のお掃除に活用できるエコな洗浄剤です。
粉のまま使って便器をこすり洗いしたり、ペーストにして便器のフチ裏にはりつけたり、ミスト状にして使うのもOK。
重曹とクエン酸さえあればたいていの汚れが落とせるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
クエン酸 | 重曹 | |
---|---|---|
性質 | 酸性 | 弱アルカリ性 |
効果 | 除菌・抗菌効果 | 消臭効果 |
落とせる汚れ |
|
|
ポイント | アンモニア臭を打ち消す | 研磨作用あり |
重曹は水に溶けにくいので、粉のまま使えば研磨剤の代わりになります。
逆にクエン酸は水に溶けやすいため、ペーストにしたりミスト状にして使うのがおすすめ。
汚れの度合いに合わせて使い方を変えて、エコ洗剤を使いこなしてみてくださいね♪
クエン酸粉の活用方法
クエン酸水:水200mlに小さじ1.5
ペースト:水小さじ1に大さじ3
便器の黄ばみや尿石汚れには、スプレーとペーストのW使いがおすすめ!
トイレの黄ばみ・尿石汚れには、クエン酸パックが効果的です。
汚れにトイレットペーパーを重ねて、その上にクエン酸スプレーを吹きかけます。
さらに便器のふち裏についた水垢・黒ずみにはペーストを直接重ねていきます。
そこから30分放置して、ペーパーごと軽くこすり洗い。これで汚れ落ちバッチリですよ!
トイレ用の洗剤を安全に使うために・・・
- 日々のお手入れにおすすめの「中性洗剤」
- こびりついた尿石、黄ばみに効果的な「酸性洗剤」
- カビ、黒ずみを触れずに落とす「塩素系洗剤」
実はこれらの洗剤をつかうときは、何点か注意すべきことがあるんです!
まぜるな危険!酸性洗剤と塩素系洗剤は別々に使う
洗剤は基本、混ぜて使うのはNGです。
酸性とアルカリ性の洗剤を一緒に使うと中和して効果が薄くなってしまいますし、酸性と塩素系の洗剤が混ざると有毒な塩素ガスが発生してしまいます。
洗剤ボトルの「混ぜるな危険」は、酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜてはダメだということだったんですね。
塩素ガスは過去に死亡事故を起こしているほど強力な毒性を持っています。
万が一誤って混ぜてしまい、鼻にツンとくる刺激臭がしたら、作業をやめてトイレを換気しましょう。
すぐに個室を出て新鮮な空気を吸い込み、しっかりうがいをしてください。
これで喉に異常を感じなければ、身体への問題はないはずです。
トイレのような個室はガスがこもりやすいので、洗剤の扱いには十分注意してくださいね!
【酸性・塩素系洗剤】くもり、傷を回避!使用場所に気をつけよう
酸性や塩素系の洗剤は強い洗浄力で汚れを溶かして落とす分、便器などの素材に与えるダメージも大きくなります。
洗剤のつけおき時間が長くなると、表面が剥がれて傷がついてしまうことも…。
強い洗浄力を持つ洗剤は、使う時間や場所に注意が必要ですね。
酸性・塩素系の洗剤は、プラスチックや大理石への使用もNGです。
素材を変色させたり、くもらせたりしてしまうので、絶対に使わないようにしてくださいね。
使える洗剤チェック!自宅トイレの素材を確認しよう
最近の便器には、汚れに強いセラミック素材を使うことが増えています。
しかしそのような便器は洗浄力の強い洗剤でコーティングが剥がれてしまうことがあるんです!
とくに塩素系洗剤や酸性洗剤、研磨剤が入った洗剤を使うときは注意が必要です。
「言われてみれば、いままで汚れが気になったことがないかも。」
そんなあなたは一度、自宅トイレの取扱説明書を読んでみるといいですよ!
せっかくのトイレ掃除で便器を傷つけないためにも、素材の確認と洗剤の扱いには十分注意しましょう。
ちなみにトイレの便器は乾拭きNGです。乾いたペーパーで便器をこすると摩擦で傷を作る原因になります。
便器には必ず「中性洗剤」を使い、薬剤を残さないようにしっかり拭き上げましょう。
プロのクリーニングで見えない汚れもピカピカに!
トイレは毎日きれいに掃除しているつもりでも、汚れが溜まりやすい場所です。
あっ!と気付いたときには、尿石・黄ばみ・黒ずみが出来ていることも少なくありません。
汚れを落としたいなら洗浄力の強い洗剤を使うに限りますが、それだと便器を傷つけてしまう可能性もあります…。
トイレ掃除って案外大変ですよね。
「トイレをきれいにしたいのに、こびりついた汚れにお手上げ。」
そんなときは、トイレクリーニングのプロにお任せください!
お掃除をプロに依頼すれば、洗剤選びの心配は一切ありません。
便器のふち裏や床の隅っこなど、普段のお掃除で見落としがちな汚れも素早くきれいに仕上げてくれますよ。
みんなのハウスクリーニングなら相談無料、お見積りでの訪問なし!
※状況に応じて無料見積りも対応いたします。
全国一律の料金をご案内するので、追加費用もかかりません。
トイレの汚れでお悩みなら一度、みんなのハウスクリーニングへご相談ください。
まとめ
トイレをきれいに保つためには、洗剤選びが重要なカギとなります。
- 毎日の手入れにおすすめの「中性洗剤」
- こびりついた尿石、黄ばみに効果的な「酸性洗剤」
- カビ、黒ずみを触れずに落とす「塩素系洗剤」
この3つの中でも、強い洗浄力が売りの酸性・塩素系洗剤は併用NGです。扱いには十分注意しましょう。
洗剤は性質によって使える場所や扱い方が変わります。トイレ掃除のときは汚れ具合をみて洗剤を使い分けてくださいね。
この記事があなたの悩みを解決する手助けになればうれしいです。
トイレの豆知識