汚いエアコンは赤ちゃんに悪影響?エアコンのカビ取り掃除の方法とは
公開日
2018年04月04日
更新日
2020年04月24日
みなさんこんにちは!
もうすぐ夏、エアコンが重宝される季節が近づいてきましたね!
赤ちゃんのためにも、夏は涼しい部屋で快適に過ごしたいものです。
ところで、みなさんはエアコンのお掃除、したことありますか?
実は、エアコンってとてもカビが発生しやすいんです。
そして、エアコンのカビは、赤ちゃんの健康を害する可能性があるくらい驚異的なんです...!
「うちの赤ちゃん大丈夫かな?」
「やばい、一回もエアコン掃除したことないよ!」
と頭を抱えたみなさん、ご安心ください!
「エアコンのカビを綺麗に掃除して、赤ちゃんを守る。」
その方法を、みなさんにお伝えしようと思います。
それでは、さっそくまいりましょう。
目次
そのエアコン、危険かも?家のエアコンをみてみよう!
「エアコンから出てくる風、なんか臭いな...」
「1回も掃除したことないんだけど、大丈夫かな...」
そう不安に思った方、まずは自分でエアコンにカビが発生しているかどうか確認してみましょう。
方法はカンタン!
①踏み台、エアコンのリモコン、そして懐中電灯などのライトを用意します。
②エアコンの電源を切り、踏み台に上って、風向きを変える際に動く部分(ルーバー)を手動で開いてみてください。
③吹き出し口に光を当てて、中をのぞいてみましょう!
さて、何が見えましたか...?
「無数の黒い点々」が見えた方、残念…!
それがエアコンに発生しているカビです。
エアコン内部のカビは、風に乗って部屋中にまき散らかされちゃうのでとっても危険です。
「危険って、具体的にどうなるの...?」
と疑問を持った方のために、ここからはエアコンのカビが赤ちゃんや大人に与える影響をお伝えします。
エアコンのカビが与える悪影響って?
エアコンのカビは、風に乗り部屋中に充満します。
お掃除をしないまま使い続けると、赤ちゃんはカビの胞子を吸い続けることになるので、大変危険です。
この状態を放置しておくと、
- くしゃみ
- 喘息
- アトピーなどの皮膚異常
という症状が出てくる可能性があります。
これらが悪化すると、小児喘息やマイコプラズマにつながることも...!
また、大人でもエアコンのカビが原因で、カビ肺炎(夏型過敏性肺炎)にかかる可能性があります。
こちらは、悪化すると呼吸困難に陥ることもある、大変危険な病気です。
日本人の死因第三位は肺炎だということをあなたはご存知でしたか?
(出典:厚生労働省)
大人ですら危険な病気にかかる可能性があるので、免疫力の少ない赤ちゃんにかかる負担は相当なものになります。
「エアコンのカビ、早くなんとかしなきゃ大変だ...!」
と焦った方、正解です。
「今まで大丈夫だったし、今年も平気でしょ」
と思っている方、大間違いです!
体はどんどん、エアコンのカビに蝕まれていっています。
気づいたときには手遅れになってた...なんてならないように、しっかりとエアコンのカビを掃除しましょう。
エアコンにカビが発生する原因
そもそも、なぜエアコンにカビが発生するのでしょうか。
エアコンにカビができる3大原因は、
「酸素」「汚れ」「湿気」
と言われています。
エアコンは、室内の空気を吸い込み設定温度に調節して吐き出すことで、室内の温度を調整しています。
室内の空気を吸う際に、ホコリなどの汚れも一緒に吸ってしまい、少しずつエアコン内に蓄積されていってしまいます。
また、冷房・除湿の運転時は、エアコン内部の湿度が90%以上まであがっていると言われています。
これらのホコリや湿気がエアコン内部に残り、カビの原因となるのです。
また、エアコン内部は湿気が強いため、カビがとても繁殖しやすい状態になっています。
こまめに掃除を行わないと、どんどんカビが増えていって、大変な状態になってしまうかも...!
エアコンの掃除、自力と業者、どっちが良いの?
ここまでの説明で、エアコンにカビができる原因と、カビが与える影響について理解していただけたと思います。
「エアコンのカビを放っておくとよくないことは分かった、でも、エアコンの掃除なんてしたことない!」
という方、たくさんいらっしゃると思います。
エアコンの掃除方法は、主に
- 自力で行う
- クリーニング業者に頼む
という2つをあげることができます。
ここからは、それぞれのメリットとデメリットを説明しますので、ぜひ参考にしてください。
それではまいりましょう!
エアコン掃除を自力で行う場合
エアコン掃除を自力で行うメリット...それは
「とにかく安い!」
ということです。
あとで詳しく話しますが、業者に掃除を依頼すると、10000〜15000円ほどかかります。
ですが、自力で行うと、1000〜1500円ほどでできちゃうんです!
「0」が1桁分少ない!すごい!
家計を考えるととっても嬉しいですよね。
さらに、業者に時間を合わせることなく、好きな時間に行えるのも嬉しいですよね。
しかし、いいことばかりではありません。
デメリットも存在します。
それは、
「掃除中に基盤部分を壊してしまったら、多額の修理費がかかる」
ということです。
不慣れだと、うっかり基盤部分に水をこぼしてしまう...なんてこともあり得ます。
そうなると、業者に頼む倍以上のお金が修理にかかってしまいます。
安く済ませるはずが、予定よりも多くお金が飛ぶなんて、痛い出費ですよね(笑)
また、不慣れだと、半日〜丸1日掃除に時間がかかってしまう可能性があること、
上を向いたり腕を上げっぱなしにする作業のため数日間筋肉痛に悩まされる可能性があることもデメリットとしてあげられます。
しかし、圧倒的安さに惹かれ、自力で掃除をしようと考える人も少なくないと思います。
そんな方のために、おおまかなエアコンのカビ取り手順をまとめてみました。
ぜひ参考にしてくださいね!
- 1.ゴーグル・マスク着用
- 2.エアコンの電源プラグを抜く
- 3.カバーを外す
- 4.フィルターを取り出す
- 5.掃除機でホコリを吸う
- 6.エアコン内部クリーナーで洗浄
- 7.水洗い
- 8.自然乾燥
- 9.電極部分をラップで保護
- 10.冷却フィンをクリーナーで洗浄
- 11.自然乾燥
- 12.つけ直す
エアコン掃除を業者にお願いする場合
では、エアコンの掃除を業者の方に頼む場合のメリットとはなにか。
それは、
「汚れを完全に落としてくれること」
「故障の心配がほとんどないこと」
です!
プロなので、安心して掃除を任せることができます。
自分では手の届かないような細かいところまで、しっかりと分解し業者用の洗剤で洗ってくれるため、自力で行うのとは比べられないほど綺麗にしてくれます。
また、エアコン掃除のプロなので、エアコンを傷つけることなく、故障させずに掃除してくれることも大きなポイントです。
しかし、デメリットもあります。
それは、
「費用がかかる」
「業者に時間を合わせる必要がある」
ということです。
先ほどチラッと触れましたが、エアコン業者に掃除を依頼するのは、10000〜15000円が相場だと言われています。
頑張れば自力である程度掃除ができる...と考えると、やはり少し高く感じてしまいますよね。
また、業者を呼ぶ際、時間を合わせなければならないのも、お子様が小さいママさんには大変かもしれません。
さて、ここまで掃除を「自力でやる場合」と「業者に任せる場合」のメリットとデメリットを見てきましたが、結局どちらがいいのでしょうか。
考え方は人それぞれ、ですが、私はエアコン業者に任せることをおすすめします。
費用はかかりますが、赤ちゃんの健康を考えると、徹底的に綺麗にしてくれる業者に任せた方が安心だからです。
そして、もう1つ、とても大事な理由があります。
それは
「しっかりと汚れを落としてくれる洗剤は、強力すぎて危険だから」
です。
どういうこと?と思った方も多いでしょう。
エアコン洗浄の洗剤について、次の項から説明したいと思います。
強力すぎて危険?!エアコン洗剤について
エアコンの汚れは、カビ以外にホコリや油、たばこなどが考えられます。
これらを落とすのに最適なのはアルカリ性の洗剤です。
そもそも洗剤というのは、汚れの成分に逆の成分ぶつけ、中和させて汚れを浮かし落とすという仕組みになっています。
エアコンに付着する油などの汚れたちは、酸性のものが多いため、アルカリ性の洗剤が効果的、というわけです。
その効果は、業者に頼まず自力でエアコン掃除を行う方の中に、市販のスプレーを購入せず、アルカリ性の洗剤を自作しちゃう人がいるほど。
しかし、強力な反面、アルカリ性の洗剤は危険な一面も持ち合わせているのです!
それは
- アルカリ性は金属の腐食やサビを招くため、熱交換機のアルミフィンを壊す可能性がある
- 中和しないと洗剤や、洗剤が含まれる水を捨てることができない
- 皮膚に付着したり、目に入ってしまうと障害を及ぼす可能性がある
ということです。
これをプロでない、素人の人たちが扱うのは危険です。
大丈夫だと思っていても、気づかないうちに間違った使い方をしてしまい、発火事件が起きてしまった...というケースが何件かあります。
(参照:製品評価技術基盤機構)
この用な事件は、アルカリ性が弱く、人体に影響がなさそうな洗剤を使用した場合でも発生しています。
知識がない状態で、洗剤を使いエアコンの掃除をすることは危険を招く可能性があります。
そのため、私はエアコンの掃除を業者に任せることをおすすめします。
「でもやっぱり、エアコンの掃除なんて業者に頼んだことないし、不安だわ」
という方のために、エアコン業者に掃除を任せる際の流れをまとめてみました。
さっそくみてみましょう。
エアコンクリーニングの流れ
①養生
エアコンの洗浄を行う際に、洗剤や汚水がエアコンの周りや伝送部分に飛び散らないように、ビニールシートやテープでエアコンを覆います。
ビニールの先が下に置いてあるバケツに入るようにし、すすいだあとの洗剤や汚水を集めることも養生の目的の1つです。
業者がスムーズに養生を行えるように、あらかじめエアコン周りの家具等をよけておくといいでしょう。
②エアコンの分解
エアコンのフィルターや部品などを外し、汚れの状態を確認します。
エアコン内部の掃除に取りかかる前に、フィルターや内部のホコリを掃除機を使って取り除きます。
③エアコン内部の洗浄
まず全体に洗剤を吹きつけます。
その後、5分ほど時間を置いてから、高圧洗浄を行います。
高圧洗浄とは、水を勢いよく噴射することによって、汚れを落とすことです。
③暖房運転で乾燥させる
内部を洗浄したら、暖房運転でしっかりと乾燥させます。
乾かないまま放置すると、かえってカビの原因になってしまうので、しっかりと乾燥させることがポイントとなります。
④部品洗浄
エアコンを乾燥させている間に、部品(フィルター、カバー、ルーパーなど)の洗浄を行います。
この作業は、お風呂場や庭、ベランダをお借りして行うことが多いです。
もちろん、汚すことなく綺麗に作業するので安心してくださいね!
⑤組み立て/動作確認
洗った部品の水気をしっかり取ってから、エアコンを組み立てていきます。
最後に、動作確認をし、冷房・暖房などがちゃんと動いたらクリーニング完了です!
業者に任せた場合のエアコン掃除の流れ、理解していただけたでしょうか。
ここまでしっかり掃除をして、かかる時間はおよそ1時間!
自力でやると半日〜1日かかるものを、これだけのスピードでこなせるのは、プロの特権ですよね♪
「1時間くらいで終わるなら、時間もあわせられるわ」
という方も多いのではないでしょうか。
騒音もほとんどしないと言われているので、赤ちゃんがいるお母さんでも安心して頼めますね。
また、1度徹底的にお掃除してしまえば、しばらくの間(1年くらい)は掃除をしなくても大丈夫であることも嬉しいですよね!
(フィルターのほこりくらいはこまめにとれるとさらに最高です)
みなさんもぜひ、エアコンクリーニング業者に掃除を頼んでみてくださいね!
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
エアコン掃除のこと、そしてエアコンのカビが赤ちゃんや私たちにもたらす影響を理解していただけたでしょうか。
涼しく空気のきれいな部屋で過ごして、みなさんの赤ちゃんがすくすく育っていったらいいなあと思います。
赤ちゃんの成長には、健康的な体がとっても大事!
家族の健康を守るために、エアコンのお掃除をしてみてくださいね。
もし不安な点があれば、遠慮なくご相談くださいませ。
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