年末大掃除をラクラクに!思わず試したくなるお役立ち情報ガイド
公開日
2021年03月24日
更新日
2021年03月24日
「もうすぐ年末…。大掃除、めんどくさいなぁ」
「掃除場所がありすぎて、どこから手をつけたらいいか分からん…」
「そもそも掃除に対してやる気がでない…」
その気持ち、とっても分かります。
近づいてきた年末シーズン。
お歳暮を送らなきゃ、年賀状を送らなきゃ、年始の準備をしなきゃ…なにかと大忙しな12月ですが、とりわけ憂鬱なのが「大掃除」なんですよね。
なんだって寒いのに家のなかをウロウロしなきゃいけないんだ、コタツに入ってぬくぬくしていたい!
でも、身も心もスッキリと新年を迎えるためには絶対年内に終わらせたいところ…。
ほとんどの方が面倒に思うのが大掃除。
それは、普段するお掃除よりも「とても難しいもの」に感じてしまうから。
確かに普段の掃除よりも広範囲になるため、時間がかかって難しいと感じるのは当然のことでしょう。
行き当たりばったりで掃除を進めてしまえばかなり時間を取られてしまいますし、なにより疲れてしまいます。
ですが、安心してください!
大掃除には「効率の良い進め方」があります。
どうもこんにちは!
みんなのハウスクリーニングでプロのクリーニング屋をしております、あらのすけです。
この記事では大掃除の効率的な方法を、お掃除が楽しくなる豆知識を挟みながらドドーンとご紹介。
各箇所のお掃除方法も大事なポイントをピックアップしてご説明します。
きっと「やらなきゃいけない大掃除」が「早くやりたい大掃除」に変わるはず!
では、参ります。
目次
大掃除の三大鉄則!コレ大事
効率よく大掃除を進めていくためにも、まず守って欲しい3つの鉄則があります。
時間がない!という方でもこの3つだけは覚えて帰ってほしい…それくらい重要です。
まず物を捨てる
大掃除はまず「物を捨てる」ところから始まります。
いらないものは最初にまとめておくと後がラクなんです。
もし、途中で「あ!これもいらなかったんだ」とゴミが増えていくと掃除が延々と終わりません…。
家具やカーペットがゴミとして出てきた場合は粗大ゴミとして出す必要がありますので、こちらも最初に一気にまとめておきたいですね。
よく、「ものを捨てようとすると、いつかまた使うんじゃないかと迷ってしまう」という声を聞きます。
そう迷った段階で、不要という証拠。
「いつか使うは訪れない!」と心を鬼にして捨てましょう。
まだ使えそうなバッグなど、捨てるのがもったいないと思うものであれば「売る」という選択肢もあります。
持っていても使わないものは、大抵いつまでたっても使わないんです…。
物の捨て方としては、大きく3ステップ。
(1)使えるものと使えないものに分ける。使えないものは捨てる。
(2)使えるものを売れるものと売れないものに分ける。売れないものは知人にあげるか、捨てる。
(3)売れるものはリサイクルショップやネットで売る。
特に今は、メルカリなどのスマホのアプリで簡単にものを売れる時代です。
出かけるのがおっくうだなぁ、という方でも片手で簡単に売れてしまいます。
もし(2)で「これは売れないでしょ…」と思ったものでも、他の人にとっては喉から手が出るくらい欲しいものかもしれません。ダメ元でも出品してみることをオススメします!
どんどん売って「臨時のお小遣いラッキー!」くらいの気持ちをもてるのが一番です。
上から下の順
掃除をするときは、「上から下へ」の手順を意識します。
汚れが目立っているところや、近くて目につくところから掃除をしてしまいがちですが、それはNG!
例えば最初に床を掃除して、あとから棚の上などの掃除をしたら…もう分かりますよね。
上からホコリが落ちてきて、また床を掃除しなければいけなくなります。
こうなってしまうと同じところを2度3度と掃除することになり、時間をムダにしてしまいます。
奥から手前の順
掃除の際は「奥から手前」の手順も意識します。
部屋の中を拭き掃除するとしたら、出口に遠い場所から拭いていき、最後に出口へ。
掃除した場所を不必要に移動しないようにするためですね。
また、棚の上のゴミやホコリをとる場合も、奥の方から手元の方に集めれば取りこぼしもなくなります。ゴミが広がるのも防ぐことができます。
この3大鉄則は普段の掃除から意識しておくといいですよ♪
お掃除が楽しくなる三大原則!?
掃除って楽しくない…。
掃除をする時間が惜しい…。
そう思ってしまうと、大掃除はかなり辛いイベントになってしまいます。
そんなあなたに、お掃除が楽しくなる三大原則をお教えします!
(1)ながら掃除OK!好きな音楽をかけよう
あなたの好きな曲をかけながらお掃除しましょう。
なるべくバラードのようなスローテンポの曲よりもクラシックやロックなどのアップテンポな曲をオススメします!気分もノッて手も早く動くでしょう。
youtubeで「掃除がはかどる曲」と検索しても、軽快なリズムの曲がたくさん見つかりますよ!
(2)報酬ゲットの感覚!ご褒美を用意しよう
「ここまで終わらせたら◯◯ゲットだ!」と楽しみを後に用意しておきましょう。
美味しいケーキやアイスを買ったり、好きなDVDを借りたり、…または好きな本を用意しても良いでしょう。
そうすれば自然とお掃除も頑張ろうという気になれますし、早くすませたくなりますよね。
達成感もガッツリ味わうことができます。
(3)痩せて一石二鳥!ダイエットだと思おう
いっそ「お掃除」だと思わず「ダイエット」だと思いましょう。
実際、大掃除ともなれば知らず知らずのうちにかなりの運動量になっているんです。
例えば、ランニングを2時間すると消費カロリーはだいたい650kcalです。
一方、浴室掃除、トイレ掃除、床掃除…という家のあらゆる場所を掃除して歩き回る「大掃除」を3、4時間ほど行うだけでも軽くランニングの消費カロリーを超えます。
家の中も自分もキレイになるなんて、まさに一石二鳥ですよね。
さらに、掃除後に用意するご褒美が甘いものだとしても「それ以上に今運動したし…」と思えば罪悪感なく堪能できます!
ちょっとした“準備”で大掃除の効率UP!ムダ省き戦法
行き当たりばったりで進めるのはNG。
大掃除を効率よく進めるためにはちょっとした「準備」が必要です。
準備といっても、休憩中にもできるとても簡単なもの。
掃除中のムダを省くためにも、ぜひやってみてくださいね。
掃除場所をリストアップ
まず最初に、掃除する場所をリストアップしていきましょう。
「あの場所は夏に掃除したからいいかな…」
「この場所は普段の掃除で十分キレイだから年末はいいや…」
など、お家によって掃除しないところ、しないところがあるんじゃないかと思います。
最初に全部掃除箇所をあげていって、あとから掃除をしない場所を消していくのでもかまいません。
その際、家の間取り図を簡単に描いてみると迷わずポンポン出てきます。
例として、一世帯住宅3LDKのざっくりとした間取り図をあげます。(※この図はまたあとで使います!)
誰に見せるわけでもないので、もっとざっくりしたもので大丈夫です。
絵が苦手な私でも3分くらいでシャーペンでザザッと描きます…!
そして、掃除場所をリストアップ。
とりあえず思いつく場所をあげて、後から削ります。
掃除場所の量に関しては、普段の掃除によって人それぞれかと思います!
どうしてこのようにリストアップした方が良いのかというと、大掃除が始まってから「あそこの掃除もしなきゃ」「ここは掃除しなくてもよかったかな」みたいなことが起きないようにするためです。
どこを掃除するかを最初に洗い出しておくことで、必要な掃除グッズの用意もバッチリできますよね。
大掃除を始めた後に買い物すると、途中で必要なものが増えたりして結局二度手間になったりするので時間がもったいないのです!
また、リストを「今日はここまで終えた!」と潰していくことで達成感も得ることができます。
わざわざ冬に掃除しなくてもいい場所がある!?
実は、冬に掃除せず他の季節に回した方がいい場所もあります。
それは、以下のような場所です。
- 換気扇など、油汚れがひどい場所
- ベランダ、窓、網戸など、寒い場所
- フローリングのワックスがけ
油汚れは寒いとガチガチに固まります。ですので、なるべく夏〜秋にかけておこなうのがオススメ。
ベランダ、窓などは、掃除をするときに外の空気をあびる必要がありますので寒いですよね…。こちらはGWなど、暖かくなってからの掃除でも良いでしょう。換気が必要なフローリングのワックスがけも同様です。
ですが、これらはあくまで「掃除の時期をズラした方がいいのでは?」という場所なので、年の終わりに一気に終わらせたいんだ…!という方はリストに加えましょう!
掃除順序を決める
リストアップしたら、今度は掃除する順番を決めます。
効率的に掃除するため、基本的には以下を意識しましょう。もちろん捨てるものは最初にまとめてから、ですよ!
- 水が飛び散るキッチンや水回りから
- 高い位置にあるものから
- 玄関から離れた場所から(玄関は最後!)
水回りの掃除は最初に済ませておきます。
後からキッチンなどを掃除すると、水が飛び散って周りが逆に汚れてしまう可能性があるからです。
さらにコンロ周りは、油を浮かせるため洗剤につけて放置する時間が必要になります。
そして浴室やトイレ、洗面所も頑固なカビ掃除が必要な箇所。洗剤のつけ置き時間が必要!
早いうちに洗剤になじませて、早々に終わらせておくと後がラクなんですね。
ちなみに掃除の順番を決めるときは、さきほど描いた間取り図を見ると決めやすいと思います。
大まかには以下の順になるはずです。
①キッチン周り
②トイレ・洗面所
③浴室
④各部屋
⑤玄関
↓例えば、こんな風に決めます!
スケジュールを立てる
次に、大掃除のスケジュールを立てましょう。
大掃除は無理に1日に詰め込む必要はありません。
だいたい3〜5日間に分けて進めたほうがモチベーションも保てます。例えば、「今日1日、ここまで終わったら●●をご褒美にする!」そう決めていけばお掃除も少しは楽しみになってくるはず。
もちろん、お掃除場所がそんなに多くない場合は「一気に終わらせたい!」という方もいますよね。
掃除をする人数にもよるので、その場合はわざわざ数日に分けず丸1日使う方向でもOK!
気をつけていただきたいのは、「ゴミの収集日」です。
各自治体で年末のゴミ回収日が異なると思いますが、最終回収日が早い地域もあります。
また、粗大ゴミは年末に申し込みが殺到するため1日の受付数が制限される場合も…。
それを考えると、12月の20日前後には終わらせることができるとベストです。
余裕を持って計画しましょうね!
↓例として東京都港区のごみ・リサイクル情報を載せておきます。
「◯◯(お住まいの地域) 年末 ゴミ出し」で検索すればごみ回収に関する情報が出てきますので、ゴミの収集日は必ず確かめておきましょう。
■大掃除のスケジュール例(3LDKのマンション)
大掃除のスケジュール例がこちら。ぜひ参考にしてみてください。
【1日目】
- 不用品整理
- キッチン
- 換気扇
- オーブンレンジ
- 食器棚
- 冷蔵庫
【2日目】
- トイレ
- 洗面所
- 浴室
【3日目】
- 窓×4
- リビング
- 照明×4
- エアコン×3
【4日目】
- テレビ裏
- 棚×2
- タンス
- PCラック
- カーペット、床
- 靴箱
- 玄関
掃除グッズの準備
大掃除リストとスケジュールが決まったら、必要な掃除グッズをまとめて準備します。
ここにはよく使う基本的な掃除グッズを15個まとめました。
ご準備の際のチェックリストとして使用してもらえればと思います!
✓掃除機
→大掃除の必須アイテム。床、家具のホコリを吸い取ったり、エアコンの掃除に使ったり。
✓アルカリ性洗剤(重曹)
→水だけでは落ちないベタベタの油汚れ、カビに。換気扇、コンロ掃除に大活躍。アルカリ性洗剤は重曹を水に溶かして代用可能。
✓酸性洗剤(酢、クエン酸)
→水だけでは落ちない水垢、トイレの尿石に。酸性洗剤はクエン酸を水に溶かして代用可能。
✓エタノール(消毒用エタノール)
→薬局によく売っているような除菌スプレーでOK。油汚れやカビ掃除に使えるほか、殺菌作用もあり何かと便利。
✓エアコン洗浄スプレー(クリーナー)
→エアコンの内部まで掃除をする場合に必要。掃除の際は周りを汚さないために養生も必要になります。
✓ゴム手袋
→雑菌、手荒れを防止するため、主に水回りの掃除をするときに使用。細かい部分の掃除がしやすい薄手のものがオススメ。
✓使い古しの歯ブラシ
→タイルの目地、蛇口、窓サッシなど細かい凸凹部分の掃除に役立つ。毛先をカットするなどして使いやすく改良可能。
✓古着(古タオル)
→使いやすい大きさにカットして、壁や床などの拭き掃除に雑巾代わりとして使用。使用後はそのままゴミ袋にポン。
✓新聞紙
→ぬらして窓拭きに使えるほか、蛇口の掃除にも使用できる。インクが落ちて手につくのでゴム手袋をすること。
✓メラミンスポンジ
→ステンレスやガラス、冷蔵庫の中などを洗剤なしでもピカピカに。表面を削るため摩擦に弱い素材には使用不可。割り箸に巻き付けて使うのもOK。
✓ラップ
→頑固な黒カビに洗剤を吹きかけた後にパック。すぐにこすらずに数分洗剤を浸透させると落ちやすい。
✓綿棒
→PCのキーボードやリモコンのボタンの隙間など、細かい箇所の汚れに使用。
✓ストッキング
→ワイパーに挟んでホコリ取りとして使ったり、水回りの水垢取りに使ったり。
✓マイクロファイバークロス
→吸水性に優れ、ホコリや汚れが取れやすい。細かいちり、ホコリの拭き掃除に。
✓フローリングワイパー、ハンディワイパー(ストッキング)
→拭き掃除、拭き掃除に便利。専用シートでもよいが、伝染したストッキングを切ってシートにすることも可能。
大掃除の服装について
基本的なことにはなりますが、掃除の際は「汚れてもいい服」で。
一番はエプロンをして作業をすることです。掃除が終わったらサッと脱いで洗濯機に入れるだけなので後が簡単。
また、掃除中に舞ったホコリやカビを吸い込まないようにマスクもしましょう。(目を守るためにゴーグルがあるとさらにGOOD!)
さあ、ここまで準備すればあとは大掃除開始日を待つだけ!あとに引けないですね。
もう手放せない!お役立ち100均グッズ
お掃除グッズの中には、100均で気軽に買えるのにも関わらずその質はお値段以上!というような優秀アイテムがたくさんあります。
その中でもここでは、私あらのすけが選んだ便利な100均グッズをいくつかご紹介。
気になるものがあれば試してみてくださいね。少しでもラクしましょう!
マイクロファイバー手袋
ダイソーやセリアなど、100円ショップだったらどこでも見かけるのではないでしょうか。
自分の手のひらや指でなぞるだけでホコリが取れますので、棚の上や電気スタンドの上などをラクに掃除できます。
物を置いていた跡が残るほど積み重なったホコリがこの通り。
マイクロファイバーなのでホコリは手袋にびっしりつきます。ホコリがパラパラと下に落ちていくことはありません。
ちなみに、手袋を濡らして窓ガラスの汚れを落とすのにも使えます。(その際は手が濡れないように、中にビニール手袋もしくはゴム手袋をしてくださいね!)
ダイヤモンドウロコとり
ダイソーやキャンドゥにて購入できる110円のダイヤモンド。
しつこい鏡のウロコを取り除くことができます。
水をつけて軽く汚れを磨いてみると、この通り。
ダイソーのダイヤモンドウロコとりは磨き面の反対がテープになっているので、お掃除後に鏡の端の方にペタッと貼っておくことができます。
「汚れが気になる!」と思った瞬間に使うことができる、片付けいらずのお掃除グッズです。
油よごれクリーナー&スチールスクレーパー
こちらの油汚れクリーナーはキャンドゥで購入できます。スチールスクレーパーは100円ショップで購入できる工具です。
これらのグッズは、キッチン周りのお掃除を助けてくれます。
数年放置していたコンロ周りの油汚れ。
こんな頑固な汚れでもスクレーパーで気持ちよく剥がれてくれます。
その後に洗剤が浸された油よごれクリーナーでさっと拭いて仕上げを。軽い油汚れであればクリーナーで十分です!
スクレーパーの刃先は鋭いのでケガをしないように気をつけてくださいね。また、塗装が剥がれる場合がありますので力加減にも注意。
メラミンスポンジ(キャンドゥ)&ペットボトルブラシ(ダイソー)
形や商品名は違えど、100円ショップにはどこにでもあるのがメラミンスポンジ。ペットボトルブラシもよく見かけますよね。
これらはどちらも、いたる所の掃除に大活躍する優れもの。
例えば、窓サッシ周りの砂ぼこりやカビも2つのグッズでピカピカにできます!
水を入れたペットボトルにブラシを取り付け、最初は水なしで大きな汚れをかき出します。その後水を流しこみゴシゴシ。最後にメラミンスポンジを溝にはさみスッと拭き取ると、これだけでとてもキレイになります。
このようにメラミンスポンジは、最初から小分けにされているタイプの方がすぐに使えて便利です。
大掃除に限らず普段の掃除でも手軽に使えるので、買っていて損はないですね。
各掃除場所ピックアップ!
各場所で、効率よく掃除するコツや注意事項があります。
ここでは、各々の掃除方法と重要ポイントをご紹介していきますね。
掃除方法が詳しく載っている記事も載せていますので参考にどうぞ!
↓すぐに対象箇所を確認する↓
トイレ・洗面所(トイレ・洗面所)
浴室(浴室内・浴室換気扇)
各部屋(ベランダ・窓・天井・照明・壁・エアコン・床・カーペット)
玄関(靴箱・床・ドア)
キッチン周り
シンク
油汚れがひどい場合はアルカリ性洗剤(重曹)、水垢がひどい場合は酸性洗剤(クエン酸)を使って掃除します。
重曹とクエン酸の合わせ技だとさらに強力な洗浄力になり、排水口のヌメリ取りにも大活躍。(※市販の洗剤同士は危険なので混ぜないでくださいね!)
排水口のゴミ受けなど目の細かい部分の掃除は、歯ブラシを使うと気持ち良く汚れが落ちます。
▶︎キッチンの場所別掃除方法
▶︎シンクの掃除方法
▶︎排水口掃除方法
換気扇
キッチンの換気扇(レンジフード)のギトギト油汚れは、アルカリ性洗剤(重曹)を使って掃除します。
フィルター、ファン、レンジフードカバーを分解してつけ置き洗いをしましょう。つけ置いたあとはスポンジで軽くこするだけで汚れが落ちていきます。
こびりついた油汚れを浮かせるための「つけ置き洗い」は、油が溶け出す40℃以上のお湯で行います。やけどに注意!
コンロ周り
油汚れなのでアルカリ性洗剤(重曹)で掃除。五徳、魚焼きグリルなどはつけ置き洗いをします。
コンロ本体は取り外しができないため、汚れに直接洗剤をつけてペーパータオル、ラップを使ってパックし1時間ほど放置しましょう。その後に汚れをそげ落とします。
五徳を取り外せない場合は、洗剤を染み込ませたメラミンスポンジを使ってその場でお掃除。すすぎいらずでラクラクです。
電子レンジ(オーブンレンジ)
レンジ内にこびりついた食べ物汚れを落とすため、重曹水の蒸気を使います。
「水100ml:重曹パウダー小さじ1」の割合で耐熱容器に入れ、レンジで約3分加熱。
オーブンレンジ内が熱いうちに、温めた重曹水を少し浸したメラミンスポンジで汚れを落としていきましょう。落としきれない頑固な汚れは歯ブラシでゴシゴシ。
蒸気で汚れを「ふやかす」ことが大事!そうすることで汚れを落としやすくできるのです。
食器棚
食器を移動させたあと、タオルなどでホコリをとり出します。
その後基本水拭きで、汚れがひどい場所には洗剤を使って拭き掃除を。口に含んだ時に危険な洗剤はさけ、中性洗剤や除菌スプレー、重曹を使いましょう。
意外と食べ物かすやホコリが溜まりやすい場所なので、食器の整理ついでに掃除しても良いでしょう。
冷蔵庫
本格的に中まで掃除する場合、まずは冷蔵庫の中身を保冷ケースなどに移してから作業します。
洗剤を使わないメラミンスポンジでのお掃除がオススメ。仕切りやケースなども全て取り外して汚れを落としていきましょう。落ちにくい汚れは中性洗剤を薄めたものをタオルに含ませて拭きます。
ゴムパッキンに詰まった汚れは綿棒でかき出すように。
掃除の仕上げは、エタノールを含ませた布で拭きあげるとカビ防止に!次回の掃除がラクになります。
トイレ・洗面所
トイレ
トイレの黒ずみの正体はカビ。トイレ掃除によく使われる塩素系の洗剤(アルカリ性)とトイレットペーパーを使って3時間のつけ置き洗いをします。
それでも落ちなければブラシでこすり洗いをしましょう。
ふちの黄ばみは酸性の洗剤を使い、つけ置き洗いで除去します。
使ったブラシは、付着した雑菌が再び便器に飛び散らないように外で水を払います。エタノールスプレーをかけておくと安心です。
▶トイレ便器の黒ずみの掃除方法
▶︎トイレ便器の黄ばみの掃除方法
洗面所
排水口のヌメり汚れはカビなので塩素系漂白剤(アルカリ性)を、水垢には酸性洗剤を使って掃除します。歯ブラシやメラミンスポンジでこすって落としていきましょう。
鏡や蛇口の水垢汚れは、ストッキングを使って磨くとラクに掃除できます!
浴室
浴室内
頑固なカビには塩素系漂白剤(アルカリ性)、水垢には酸性の洗剤を使って掃除します。
ペーパータオルやラップを使用して汚れと洗剤を密着させるつけ置き洗いがオススメです。ドアパッキン、排水口、シャワーヘッドなどの細かい部分は歯ブラシで。
天井や棚など上の方を掃除するときに水が腕に垂れてくると厄介。水を受け止めるため、ゴム手袋の裾は折り返しておきましょう。
浴室換気扇
シロッコファンとプロペラファンで部品の取り外し方が若干違います。
まずは化粧パネル、ファンなどの部品を外してから中性洗剤で洗っていきます。洗剤を染み込ませた布で拭くだけで汚れが落ちる場合も。掃除機で汚れやホコリを吸い出せば、浴室を汚さずに掃除できます。
掃除の後に換気扇を使うときは水気を完全に取り除いてから使うこと。故障やカビの繁殖を防ぐためです。
各部屋
ベランダ
物干し竿や手すりは濡らした雑巾で拭きあげます。
床は、落ち葉などの大きなゴミをほうきで掃いて取り除いてから床全体を水で洗い流しましょう。鳥のフンは雑菌が含まれているので菌を巻き上げないよう拭き掃除で。エタノールで除菌もしておきましょう。
こびりついたフン汚れは、お湯でふやかすとキレイにとれます!
窓
窓ガラスは中性洗剤や重曹を使って拭き掃除します。
内側など、汚れ具合によっては乾拭きだけでもOKです。窓サッシはブラシで溝の汚れを書き出し、メラミンスポンジで拭きとります。網戸の汚れも掃除機で。
拭き掃除をするときは、乾燥ムラが出ないように直射日光があたる時間は避けましょう。
天井
フローリングワイパーにお掃除シートを取り付けて掃除します。
全体を拭き終えたら、今度はフローリングワイパーに乾いた雑巾を取り付けて乾拭き仕上げ。
天井下の家具に直接ホコリをかぶせたくない場合は、新聞紙やゴミ袋をかけておきましょう!あとのホコリ掃除がスムーズになります。
照明
感電防止のため電源は切っておき、乾いた手で掃除します。
基本的にはハンディワイパーで表面のホコリを取ってから、雑巾の水拭き→乾拭きの順で拭きます。
天井付けのシーリングライトは虫の死骸が入り込むことが多いです。掃除機で大きなゴミを吸い込んでからハンディワイパーを使いましょう。
壁
アルカリ性洗剤か重曹を使用します。手の届く範囲は洗剤を吹き付けた雑巾で、手の届かない範囲はフローリングワイパーに雑巾を取り付けて掃除しましょう。
重曹は消臭効果もあるのでとてもオススメです!
エアコン
簡単に取り外して掃除ができるのはカバー、フィルター、ルーバーの3箇所。掃除機と歯ブラシ、中性洗剤を駆使して掃除します。
エアコン内部まで掃除をするときは専用のエアコン洗浄スプレーを使って掃除をすることになります。周りが汚水で汚れないように養生をしっかりしましょう。
フィルターに掃除機やシャワーをかける方向を間違えないようにしましょう!掃除機は外側から、シャワーは裏面から。
床
まずはフローリングワイパーで髪の毛やホコリを集め、その後に掃除機で細かいゴミを吸い取っていきます。カビが生えていたら、中性洗剤を染み込ませた雑巾で落としましょう。
畳を掃除する場合は掃除機やほうきで。必ず畳の目に沿って掃除をしてください。傷んだり変色したりするため重曹は使わないように。
フローリングを雑巾で拭くときは、ダメージを与えないよう強くこすり過ぎないようにしましょう!
カーペット
根本からホコリを吸い上げるため、まずはカーペットの毛の流れと反対の方向に掃除機をかけましょう。その後に毛の流れの方向に対して左右の方向からかけると、奥のホコリもしっかり取り出せます。
掃除機で取れない毛は粘着式クリーナーを使い、シミは重曹を薄めた水で拭き取ります。
掃除機は引くときの方が吸引力が強いです。ゆっくりと手前に引くようにかけると効率良くお掃除できますよ。
カーテン
カビが発生しやすいカーテンは、基本洗濯ネットに入れて丸洗いします。その前に大きなホコリは掃除機で吸っておくと良いでしょう。カーテンレールは水拭きで。
洗濯後のカーテンは元あった場所レールにつるして干して起きましょう!場所もとりませんし、しわや型崩れも防げます。
玄関
靴箱
まずは中の靴をすべて取り出し、掃除機で砂やホコリを吸い取ります。
その後、湿気取りや消臭効果のある重曹水を使って拭き掃除。靴をしまうときは靴裏の汚れも拭き取っておきましょう。
靴の下や靴の中には新聞紙を。湿気や雑菌の繁殖を防ぐことができオススメです。
床
掃除機で砂やホコリを取り除いていきます。掃除機で吸い込めない大きな汚れがあれば、重曹水を吹きかけてブラシでこすりましょう。その後、雑巾で拭き上げ。
掃除機の吸い口にペットボトルや厚めの紙を筒状に丸めたものを装着すると「使い捨てノズル」になります。吸い口に直接汚れがつかずにすみますよ!
ドア
ドア全体は雑巾で乾拭き。
手垢がつきやすいドアノブは重曹水を吹きかけた雑巾で吹き上げましょう。
鍵穴などの細かい部分は歯ブラシでかき出しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここでは大掃除の基本と方法を、お掃除に関するお役立ち情報を交えつつご紹介してきました。
面倒に感じていた大掃除も「これなら乗り越えられるかも…?」そう思っていただけたならば幸いです。
大掃除の基本の鉄則は3つ。
- 物を捨てる
- 上から下の順
- 奥から手前の順
そして、ムダを省いて効率よく掃除するためにもまずは「始める前の準備」が大事でしたね。
掃除場所のリストアップや掃除グッズの準備を済ませてしまえば、それがやる気の後押しにもなります。
でもでも、忙しすぎて大掃除してられない…。
どうしよう、どうしても落とすのが難しい汚れがある…。
こういった場合は、プロのクリーニング屋に頼むことも1つの手です。
年に何度も様々なお宅の様々な場所を清掃するプロだからこそ、テキパキと効率良い掃除ができます。
みんなのハウスクリーニングでは、部分的なお掃除からお家全体の大掃除まで幅広くご依頼を受けてつけております。
お見積もりは無料となってます!
ご不明点はなんなりとご質問くださいませ。
ではでは、新年を清々しい気持ちで迎えられるようハウスクリーニングスタッフ一同も切に願っております!
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
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